停車場の前の広場

 ※[#「藹」の「言」に代えて「月」、第3水準1-91-26]たけたエレアーナ王女が、チラと瞼の裏をよぎった。 列車は、短い隧道をいくつもくぐりぬけ、大きな停車場に走り込んだ。 マナイール! 立ち上りかけて、竜太郎は、よろめいた。気の遠くなるような一瞬だった。 停車場の前の広場は、雨気をおび...

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語学の勉強? 

 この返答は、たしかに士官の度胆を抜いたらしかった。が、依然として辛辣な表情をかえずに、「語学の勉強? |確実に《エギザクトリィ》?」「|確実に《アブソリューマン》」「語学の勉強には、少々、不適当な時期ですな」 士官の表情に、露骨に、不審をあらわしていた。「マナイールまでおいでですか」 ...

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鉄兜をつけた一隊の兵士

 跨橋の上を、鉄兜をつけた一隊の兵士が行進し、そのあとに、砲車の弾薬車がつづいた。昇降場に向いた待合室の扉は全部開けはなされ、その奥で、休止している兵士と機関銃が見えた。どっしりとした三梃のチェッコ機関銃はチカチカと鋼鉄の肌を光らせ、列車の方へ黒い銃口をむけていた。 手提ランプをさげた、若い駅員が...

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